こんにちは^ ^ポテチです。
ご覧いただきありがとうございます。
私が幼い頃、出張が多かった父は、お土産に必ず絵を描くクレパスや画用紙を買ってきてくれました。
今思えばなかなかの品質のものもあった気がしますが、何にもわからずただ無邪気に絵を描いていた気がします。
私が小学生になると、建築関係の仕事をしていた父は、私に金づちやノコギリの使い方、ドラえもんの漫画を教えてくれました。
その影響からか、とにかく何かを発明すること、ものを創ること、描くこと、空想することが大好きな子どもになりました。
こんな夢見がちだった私が、まさか将来、歯科医師と放射線技師という、がっつり理系の仕事に就くことになるとは、当時誰も思っていなかったと思いますが、この職業は私に、現実を生きる力を教えてくれたと思います。
中学生になると、宇多田ヒカルさんの音楽に衝撃を受け、First loveを鬼のようにリピートするようになりました。当時の私は、歌詞の意味なんて何一つわかっていませんでしたが、とにかく歌えるようになりたいと、誰に見せるでもないのに、何度も聴いて歌っていました。
それを見ていた父が、ある日私にFirst loveの楽譜をプレゼントしてくれ、大喜び。それ以降ピアノの課題曲そっちのけで、毎日そればかり弾く日々が始まりました。
その4年後、父は亡くなりましたが、アートや漫画、音楽は、父と共に、幼い頃から私の大切な友人のような存在だったと思います。
大人になるにつれ、私は何かに意味を求めることが多くなっていったと思います。
この行動に意味はあるのか?
因果関係は何なのか?
何が予測されるのか?
思考を巡らせ、「なぜ?」の答えをはっきりさせる。
それは、そうせざるを得なかったこともあり、そんな自分に疲れてしまったこともありましたが・・
今は、結局、私はそれも好きなのだと思っています。
とことん追求し、思考を巡らせ、自分の中で何かがストンと腑に落ちた時。
全く関係のないような事象同士が繋がっているとわかった時。
あの、一本決まったような感覚。
それが楽しく、おもしろい。と・・
でも、
最近は、
「意味を考えない」
ことも大切にしていきたいと思うようになりました。
知らない。
わからない。
意味はない。
それもそれで心地良い。
ただ楽しいから。
ただおもしろそうだから。
ただ好きだから。
「なぜかわからないけど、なんかいい。」
ここに来てくださった方にとって、この場所が、そんな出会いの場になれば幸いです。
ポテチ